Xデザイン学校第9回[アクティングアウトと発表]
学校最終登校日。
一年かけて通ったこの学校も本日が最終日となりました。しみじみ。
去年、説明会に東京に足を運んだのがついこの間のことのようです。
最終日は認識を合わせるためもあり、午前中からグランフロントのカフェへ。
やはり年末、年始でバタバタしていたこともあり、休み中も全員で集まることは難しくなってしまったがネットでやり取りすることによってある程度の認識合わせはできていたと思います。皆さん積極的にさんか頂けたので助かりました。
最終日の授業はアクティングアウト・発表を残すのみ。
機械のアクティングアウトを人が行うというのはなかなか興味深いです。
なかなか会社の中ではこういうことができないのだけど、一番地味に実感しやすかったりする。アクティングアウトを体験のスケッチのひとつとして語られていて、まさしくその通りだと思いました。机上で考えるとうまくいってそうなこともロールプレイすると文字通り目に見えて「あ、コレダメだ」感がでますね。(実際でた。)
最終日まで、学びの多い授業だったと思いました。
発表も含め、特に研究生の皆さんの発表のプロセスは大変ためになりました。
アクティングアウトを通し、サービスの全体像をプレゼンするやり方、お金やビジネスの構成の説明など。講評ではいろいろな意見を頂いていましたが1年生の私には凄くいい勉強になりました。他のチームも皆さんの発表もためになります。最後の浅野先生の講評通り、それぞれ素晴らしいインサイトを感じ取れました。このチームのアイデアだったら、こうするのに~みたいな風に自分たちで思いつけなかった分、悔しい想いを抱くことも。
自分たちの発表もアクティングアウトを実践するところまで行けなかったので大きな課題。
-全体を振り返って、私自身の大きな反省点-
今までも何度もブログに上げているような内容ですが。。
●前段でもっと検討しておくべき。特にビジネスのコアを決めて、プロセスの中でブラッシュアップしていくようにする。講義の中でもあったように、前のアイデアをそのまま持ってくるのでなく、新たな課題に当て、捉え直して、さらに作り上げていく。
●トライアンドエラーを重ねる。考えることも大事だがスクラップアンドビルドを素早く重ねることも同じくらい大事。(今回はよく考える癖がついたと思う。よく考えるチームメンバーで意見も闊達だったことは大変恵まれていました。次は考えながら早く手を動かす練習をする。)
●自分で発表をする機会が少なかった。せっかくお金払ってきてるのだからどんどん前にでるべきだった。(発表ということで森田先生にもおんぶに抱っこしてもらった部分もある。反省。地味な学生で終わってしまった)
●サブイベントにももっと参加すれば良かった。講演会などもあったし。理由は上と一緒。
(ただ、自分で”お金を払って勉強する“ことの大切さ。一年前にこの学校の門を叩けたこと、これは素直に自分を褒めたい。)
●案がしょぼい。展開力、発想力...というか単純にタンスの引き出しが足りないのがすごく実感できた。(これから引き出し貯めていけばいいのかもしれないが、最終的にplatform=Webサイトといったようなアイデアにしか落ちないのは自分でももどかしい感じ。最後のsolutionを作り上げる部分は力不足が否めない)
●都度都度、チェックリストで確認できているか?自分の中にチェックリストを持つこと。
(最後の最後で確認して、あ、これどうしよう、ではもう遅い。)
-各チームのレビューで先生から頂いたコメント抜粋-
この辺はチェックリストへ追加予定。
★ビジネスは性善説ではできない
ビジネスってのはお金を稼ぐことなんだからシビアに考えないとダメ。確かにこれに限らず、なぁなぁでお金を稼げるなんてのは甘いし、とうてい難しい。
★ビジネスには哲学が必要。
そのビジネスは本当に新しいのか?そして安っぽくならないこと。
終わってみると、「もっといろいろできたな」と後悔する反面、正直今の自分では「これが限界だったな」という気もしています。時間の使い方が下手だった。もっと班で時間外に集まれば良かった。あのタイミングで自分の意見が言えていたら。もっと高橋さんにインタビューするべきだった。最後も資料を綺麗にまとめていけば良かった。などなど後悔は多数。。。
学校が終わったあともヘトヘトになってぐっすり寝込んでいたので、いい脳のエクササイズになっていたことは確か。健康な学びは運動と同じぐらい疲れます。
全体を通し、UXというよりもビジネス面のお話が多かったのは個人的に大変ありがたかったです。今まで、ビジネスの話に踏み込めていなかった自分には大変いい刺激になりました。はじめはUXを体系的に学べていないことから、この学校に興味を持ちました。
業務ではどんどん小手先のUI改善ばかり、口先や態度ばかり大きくなっていく自分に嫌気がさしている状態になってきていました。この学びを通し、UXやビジネスのスキルはまだ全然、自分の手には落ちていないけれど、「考えなければいけない」考える態度が少しだけ身についてきたように思います。会社でも多少は自分の意見が言えるようになってきたのかな、という微妙な手応えとともに。
これから、やらなければいけないことは山積みですが、今の自分には何をやるべきか、自分が何を生業にしていくのかをより明確にしていきたいですね。
講義の中にあったように、今後、UXのスキルが当たり前になった世界ではどんなビジネスが必要なのかそういうことも考えていかないといけない。
つらつらと長文になってしまった。。
最後になりましたが一年間通して学ばせていただいた浅野先生、佐藤先生そして準備、運営していただいた研究生の皆さま、必死こいて検討したチームメイトの森田さん・八巻さん・森浦さんをはじめ、同級生のみなさん、本当にありがとうございました!
伸び伸びとやれたのも良いチームメイトに恵まれたお陰です。
またどこかでお会いしましょう!
とりあえずは新年会で!