Xデザイン学校第5回[質的調査の分析]
連続講義、二日目です。
前日は予期せずしてホステルに宿泊してしまいましたが、なんとか時間どおりに出席できました。(毎回受付時間直後に出席することを心がけています。
準備されている方々にとっては甚だ迷惑かもしれませんが。。。余裕も欲しいし、
何より既に準備されている方、次から次から来る人来る人といろいろお話することができます)
★講義--------------------
昔、アレグザンダーを読もうとして挫折した記憶が。。。
誰か1.0でも良いので割と簡単に解説・読める本などあればご紹介いただけると助かります。。。
・パターン・ランゲージ
過去の成功から共通パターンを編み出す。たしかに社内でも社外でも仕事がよく出来るなぁと思う人には
なんらかのルールを持っているような気がします。
ここまでのワークショップを通しても情報の引き出しを多く持ち、概念化する力をつける大切さが少しずつですが必要なんだなと実感しました。
・昨日からの調査の結果を”共有”できるものに加工する
人に伝えるのは難しい。が、伝わらないとビジネスは出来ない。
かつて新人の頃に、上司から「相手が理解できないのは、100%伝える側の責任」という言葉を頂いたことがあります。その責任を全うするためのスキルの難しさたるや。。。結局、この難しさを嫌という程、知ることの出来る二日間になりました。
★ワークショップ(UXパターン)---------------
昨日遅くまで行った甲斐があってか、京都の街の社会システムは
ある程度見えてきたのかなと自分たちでも思えるようになっていました。
そのぶん、パターン・ランゲージは割と素直に取り出せたような気がします(時間もギリギリでしたが。。)
特に講評で注意された点で意識できていなかった点は、
・社会システムから見つけず、人の行為から直接パターン化していること
・価値グループではなく個の特殊な点にとらわれてパターンを抽出してしまうこと
今回は運良く回避出来ましたが、同じことに陥る可能性はあるなとヒヤッとしました。
この後のワークショップどツボにハマるんですが。。。。
★ワークショップ(パターンからのサービスデザイン)
我々のグループでは以下の手順で行いました。
・豊かさの共通認識のブレスト
・実際のサービスのアイデアのブレスト
・アイデアのブラッシュアップ
・・・
ここで手が止まってしまたという感じですね。。。。。
アイデアは出るのですがサービスに上手くはまらない。
それでいいのか?それでいいのか?という気持ちが現れ、結局最後の最後まで納得できる回答が出なかった。。
理由はいろいろありそうなのですが。。。
→パターンがサービスに繋がるようなものから抽出出来ていない
→元にしたパターンが上手く言語化できていない・自分たちで捉えきれていない
→知らない分野のサービスに手を出そうとしている(知識がない)
→アイデアを捨てて次のアイデアを出すに至れなかった(二日間に渡る講習で息切れ?笑)
なんにせよ、時間内にたどり着くことが出来ませんでした。
最終的には霊園を管理するアプリという形に無理くり収めましたが、チーム内全員納得がいってないまま。。とりあえずみんな悔しい気持ちだけは共有できました。
代表して発表していただいた森田さんには苦労を背負わせてしまいました。。
何がまずかったかを改めて考え直さないといけないのですが、チーム全体として今までのワークショップを通しても、判断のスピードが遅い、判断に至るアイデアや情報の提示が遅い、次のアイデアへの切り替えも遅い、
といった過程それぞれの遅さはあったように思います。反省。
学生の頃から自分自身、意思決定が下手くそなので皆さんに補っていただいていて大変ありがたいと思います。意思決定はもっと磨いていけないなと感じています。。。
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さてXデザイン学校の本筋の省察とは少しそれるかもしれませんがここまで書いて大きな反省が2つ。
1つ目は、最後のワークショップ、各チームでコメントを言い合う場を先生が作ってくださいましたが自分が何も言えなかったこと。
他人に意見や質問を言うということは、もちろん相手の考えを理解した上で、
足りていないことや発表で解らなかったこと、提案など自分の視点でリアクションできる、自分はまだまだそこにすら至れていないな・・・と発言できない自分を客観的に見て感じました。。。
2つ目はすぐに省察するとこんなにも反省することがあるということ。
4日目の冒頭に書きましたが本当にただの怠慢でした。
講義の中で何度も言われている、新鮮なうちに、情報を得、
整理、解釈することの大切さを感じました。お金も勿体無いので余すことなく学習できるよう心がけていきます。
Xデザイン学校第4回[質的調査と記述]
大変出足が遅くなって心苦しいのですが、省察を込めたブログを解説致します。
プライベートがバタバタしていたのもありますが、
ただの怠慢でした。。。猛省致します。
★講義・・・
・定量調査と定性調査の違いと使い分けについて
自分のアイデアを他人に伝えるためにはトライアンギュレーションが必要だということ。たしかに他人のアイデアを判断するにしても複数の要素がないと判断基準にはできない。逆に、自分で使用する際には多方面のデータを用いてうまく使うことが必要。
★質的調査
阪急線の良さはコンテキストで捉えるのか!なるほど!
・オブザベーション/エスノグラフィックについて
オブザベーションはゼリーで簡単に体験ずみ。エスノグラフィックという言葉については、知識としてはなんとな~く理解しているようなつもりでいましたが改めて聞くと目から、いや耳から鱗ですかね。
個人的には民俗学と聞くとなんとなく柳田国男あたりを連想して、スピリチュアルな世界を想像してしまうのだけれどそれがビジネスの世界に分析/調査手法として昇華されているというのはなんともすごい話だなと感じました。
スマホよりもデカい一眼レフのほうがいい。
そんなちょいテクもご教授頂きました。
情報を点ではなく線で、コンテクストで捉えること。
中小メーカーの苦手そうな分野だなぁと感じますね。。。
今回、後述のフィールド・ノートを講義とともに即実践、経験できたことは非常に良かったと思います。これは一人で行うにはハードルが高い・・・
★フィールドノート
Bチーム2班に分かれて行動。
見るともなしに見る、という。禅の心を持つ。
今度、禅寺にでも行ってみるべきでしょうか。
何に焦点を当てていいのかわからず戸惑いながらも京都の街を散策。
(半ばストーカー気味な行為もはらんでいましたが。)
”豊かな生活” またそれでいて京都で行う意味のようなものが得られるか・・・?
正直、終わってからも八巻さんが京都に縁がありでよくご存知だったこと、
東京から参加して頂いた大島さんが初めての京都探訪であったこと、
この2つの視点があったことが大変ありがたかったとしみじみ思います。
写真も下手な私一人では到底ムリだったろうと反省。
フラットに見れたと思うのは
・街が綺麗だったこと、それが保たれていること、それを維持するために無意識に生活していること
(ゴミをそこらで捨てない、)
・”その人が、どういう人なのか”(観光客京都で暮らしている人)
によって活動領域(お店・通り・空間)が自然と別れていること
★フィールドノーツ(KAカード~価値マップ)
この後Bチーム全体で共有しあった際に、上述の活動領域もさらに深い領域があることを知りました。
これもグループワークの良いところです。
このワークショップでは割と良い流れを感じることができました。
一人が意見を発言し、重ねて自分の意見を言うことで、新しい切り口が生まれ、考えを再構築する、そんな流れを、グループワークが上手く噛み合っていく瞬間を、感じる事ができたのも良かったです。普段より時間をかけて検討した甲斐もあり、いつもより手応えを感じることができました。
無意識ではありますが。プロセスとしてよかったのは自ずから
「大阪ではそんなことないよね」「東京じゃありえない」といったように
自分たちで京都と別の町を比較しながら「京都で見つけること」の意義を再確認できたことかなと。
ただ惜しむらくは、日をまたがって検討するも、最後までまとめる”言葉”が見つからなかったこと。おおきな流れは掴んだものの、自分たちが見つけた発見を”これ!”という言葉に落とし込むことの
難しさを翌日に引きずることになってしまいました。。。
チーム内でも警鐘を鳴らしていただいたにもかかわらず、時間内に良い言葉が出てこなかったのは反省です。
その事象をまだ自分で、捉えきれていない
→捉えるための視点が足りていない
→捉えるための語彙が足りていない
こういったワークショップに対する経験の足りなさがなによりも枷になっているなと実感。
久しぶりに学生っぽい合宿を体験できました。
夜通し検討したりするのは、真摯に体力の衰えを自覚させられますね。。
いい機会なので体力つけたいと思います。来月は体が引き締まっているかもしれません。いえ、嘘です。ストレスで太っているかもしれません。
余談ですが、今回講義の中で先生が「悲しき熱帯」の話題を挙げられていたので帰りに購入。民俗学の名著とのこと。kindle版が無かったので2001年版文庫を購入しました。
ぼちぼち読んでいきます。
ブログ開設test
有名人もすなるブログというものを私もしてみんとてするなり。
主にXデザイン学校用。
Xデザイン学校第3回[ビジネスインタビュー]
過去の分も一応記載していたので,まとめてupしました。。。
ちゃんとブログ書くまでをやりきれるよう反省致します。。。
以下はチーム内の発表内容を一旦pdfでまとめたものです。
遅ればせながらようやくブログ環境が整いつつあります。
いざはじめるとなると何かと面倒な設定が多い+細かな調整が効かないのが辛い。。。。皆さんにHatenaとNoteを勧められたのでどちらも調べてみました。
結論から言うと「行間が調整できる」ってとこだけでHatenaに落ち着きました。
基本私の備忘録・省察になるとおもいますのでエディタ風味にしときたいと思います。
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全体の流れ---
・講義
・インタビュー(浅野先生/高橋さん)
・ビジネスモデルの記述(As-is)
・CVCAの記載
・ビジネスモデルの記述(To-Be)
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講義-------------------------------------
・ビジネスインタビュー
いつものように浅野先生の講義から開始。
今回のPoint:
「初めにユーザーを調査する=古い!」というのはなんとも目から鱗でした。
聞いてみると、確かにと思わされる内容。
何を調査したらいいのか確かにわからない。
・自社サービスをちゃんと言語化すること。
自分たちで本当に何を作らないといけないのかを感じて(自覚して)いるか?
「何をもって社会に貢献し尊敬され、現代に必要とされる企業となるのか?」
→自社の企業理念に対してもなかなk疎い私ですが、
自分たちの目的・方向性までちゃんとブレイクダウンできているのか。
自分はそれに応えたものづくりができているのか、と針につままれる思いでしたが、
それと同時におざなりにしていた企業理念を改めて振り返るのにいい気づきだと捉えます。
→自分が、今の立場(企業)で何のため(貢献)に、何を作るのかをはっきりさせること。
・デザイナーのビジネス視点の弱さ。
本当に喜ばれるものはシーズから生まれるものではない!
→では人間中心に考えて(設計して)みよう!
→そもそも自分たちはなぜモノをつくっている(社会に貢献している)のか?
確かに元の自分たちの立ち位置がはっきりしていないとどんなものを作って良いのか解らない。当たり前のことであるが、なるほどと感じさせられた。
・インサイドアウトとアウトサイドイン
ビジネス視点とユーザー視点。視点の偏りを持たないことが大事。
→自分のバックグラウンドを踏まえての強みとかではなくフラットな視点で見ること。
いろいろこの場で学んでいくと今まで当たり前のように作ったものが作れなくなっていく気がする。
逆を返すと今まで何も考えず作っていたんだなぁということになります。
本日の本
★ビジネスモデル・ジェネレーション
→帰りに買いました。
今年の対象企業はXデザイン学校、研究生でもある
高橋さんの「有限会社すみれ建築工房」をテーマに。
ある意味議事録です--------------------------------------------------------
テーマ選定の背景:
ビジネスモデルの転換の時期に来ている。
車は移動のサービスから転換が起きた。大きくお金を使っているものに対し得て変革が来る
→すくなくとも今後10年のうちに住宅環境は変わる。
有限会社すみれ建築工房さんDB:
一般座に段法人 研修や講演も行っている
モノづくりの本質
作り手を守り
住宅インフラを守る
家を建てるのみではなく その後の暮らしを考えている
├イベント
├学校
├野菜の収穫
├一年に一回確認、聞き込み
└毎月暮らしに対するイベント
ハウスメーカのデメリット:
ハウスメーカーは職人を持っていない(見に行けるけど治せない)
住宅は性能によって決まる
→そのメーカが国策を理解しているかどうか(国の認定ZEH(省エネ基準)
によって国の基準を批准しているか
新築は減ってくる
半分無くなったくらいでよいバランスが持てると思う
>マンションor 持ち家
・ある程度の年収を持つ人がターゲット
・平均年収は減る+貯金額も年々減る+消費税の図化
→客も減ってくる
★[ハウスメーカではなく高橋さんのところに何を求めてくるのか?]
→すぐきてくれるところ
★[ハウスメーカではなく高橋さんのところに何を求めてくるのか?]
Webを見る
紹介が多い(水回りや建具関連などつながりは多い)
リピータもある
年収低い層がオーダーメイドで企画住宅を頼む
水平分業×
垂直統合のようなシステムになる・・・強い時と弱い時がある
育成プロセスのコスト
単価を高くするのと広告費の削減でpayするようにしている
★[どこにコストがかかっているのか?]
人件費が7割
基本的に単価・材料費はお客負担となる
粗利で25%~30%くらい
経営のデザインをする。
=ゲームチェンジ…小銭を稼ぐことではない
★CVCA (手法
→顧客価値連鎖分析
・ステークホルダーの確認
お金の流れを確認し、みんなちゃんと幸せになっているかの確認のを行う
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今回の課題で得られたチェック項目(備忘録)
●足し算をしない
●ブラックボックスを作らない(感性にうったえるようなあいまいな表現は極力なくす
●人に投げない
→イベントを提供する、という形で結果をイベントターを呼ぶ→イベントが発生する×
→都合よくCVCAを書かない
●ゲームチェンジの3要素
├ デジタルトランスフォーメーション
├ モノ→コトをつくる
└ Fintec
これらが取り込めているか?落としていないか?
●生業は変わっているか
(今までの工務店の枠を超えられているか
●プラットフォームになっているか
→建築業ではなく工務店→工務店を客にする
社長の人となりも否定できるような
●自分が説明できないことはしない(自分でコントロールできること)
●リフレーミングする(スケールするアイデアを。発展性のないアイデアはダメ
★高橋さんの受け答えではなく浅野先生の「問うたこと」に着目する必要があった
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Xデザイン学校第2回[オブザベーション]
★02_オブザベーション=====観察法
ISOでいういところの利用状況の把握と明示
定性・・数値化できないデータを収集して分析する調査手法
定量・・・数の調査
講義の流れ---------------------------------------
・ゼリーを食べる
↓(調査)観察/記録
↓分析・洞察・問題点・改善のヒント
・パッケージ提案
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今回のワークショップ4人一組グループワーク。
UXとユーザビリティの違いとは。
会社でもユーザービリティテストを行うことがあるのだが、それを思い返しながら観察していた。なかなか会社でもここまで観察をこのように丁寧に行うことはできていない。。特に今回は被験者自身がテーマに取り組むことになるので真に素の意見は得られないかも、とか思いながらみていたら、気づいたら私はゼリーを食べれなかった。(食べればよかった。)
そんなことはさておき観察に挑戦。ステップ20くらいしか記載できなかった。
30~40ステップがベンチマークだという。
観察力が必要、ほんとうに観察にはセンスが大きく左右されると実感するし、
特にムラっ気の多い私にとっては苦手な分野である。集中しなければ。
しかし…会社のユーザービリティテストの延長で見てはいけないことを改めて実感した。
日々、”タスクが如何にゴールできたか”を確認することにしか集中できていないか解る。
視野が狭いと実感した。
このようにフラットな形で改めて観察する機会はあまりないのでありがたいと感じた。
全てを忘れて見られていないな・・・と反省。
会社でもまた観察の機会は得られると思うので、また視点を変えてみてみようと思う。
日常でも意識することが見る目を鍛えていくことになるという。
自分で意識して、モノ側ではなく、ユーザー自身の動きを見ることに注視はしていたが
このワークショップの最後の全体観(特にこの後出てくるトリアージという要素)に
関してどこが一番のフェイルポイントになるかを捉えることも重要なのかもな、と思った。
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タスク分析
グループで考えることの難しさ。
纏めていく仮定と物事の判断スピード。
結果としてこの部分ができてなかった。私自身気づけば、いつの間にかモノのことしか考えていない。。。自分はかなりモノが好きな方である。以下に自分がモノにこだわっているかよくわかった。
のめり込めばのめり込むほどモノしかみえていない
モノの問題点とユーザーの問題点。
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ところでプライベート・仕事ともえらく忙しくてバタバタである。
月末の引っ越しで家庭がダンボールだらけ。まだ梱包も終わらず。
何よりここに来ての夏バテ。体力がなくなっているのをヒシヒシと感じる。
少しでも回復できるよう、陽の高いうちから銭湯へ。ささやかな贅沢。
このあたりの銭湯に行くのもこれで最後か。
これを書いてる途中で、来週はまだまだ暑くなるとかならないとか。。。。